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2011.06.06

多くの企業が、自社のBI展開は改善が必要であると認識しています。
【Panorama Software Industry News より】

 技術系の人材派遣を行うTEKシステムズは、「イナベロ研究所」と合同で調査を行い、IT担当役員の意識調査(ITエグゼクティブ・アウトルック・サーベイ)」を発表しています。その最新版によると、ビジネスインテリジェンス展開について、現状の改善が必要であると多くの企業が回答しました。

 アンケートの結果、47パーセントの企業が現状のBI戦略に自信がないと回答しました。また、自信が低い原因として、61パーセントが企業全体規模での戦略の不備を理由にあげています。さらに計画したプロジェクトを実行する担当者がいないと答えた企業も57パーセントに上りました。

 「IT部門の責任者はIT、業務、企業全体の3要素が戦略と同期していない、あるいは実行担当者としての適任者の任命に十分役立っていないと感じています。」TEKシステムズの取締役、レイチェル・ラッセル氏はこのように答えています。「これは非常に重大なギャップです。企業全体としての検討と積極的な人員配置計画の策定を行うことによって、ビジネスイニシアティブの採用と成功の確率が大幅に増加することが、経験からわかっているからです。」

 BI活用に自信があると答えたIT担当役員については、その理由として、自社の戦略が業務のニーズとしっかりと同調しているからであると51パーセントが回答しています。

 社内のユーザー数をさらに増やすためにセルフサービスBIの展開を考える企業が増えることも予想されます。セルフサービスモデルでは、自社のニーズに合わせて帳票をカスタマイズすることができます。

 ソース:
 IT Executive Outlook survey