2011.09.22

BI導入を最優先に検討する損害保険業界
【Panorama Software Industry News より】

 災害保険・損害保険業界では、今年度、多くの企業がビジネスインテリジェンスソリューションの導入を検討していることがわかりました。IVANS 2011「保険会社のIT活用トレンド研究」による情報です。

 経営戦略コンサルタント会社IVANSの調査結果によると、すでにBIを導入している、あるいは今後1年以内に導入予定であるという回答が37パーセントでした。災害保険・損害保険業界では、技術投資によってコストの削減と業績の成長を見込んでいます。

 確かに分析ソリューションは、事業の成長という目標達成に役立ちます。

 「テクノロジーと経営を一体化する価値創造についての具体的な戦略の策定が大きな課題です。また、保険会社の取引先とのビジネスメリットを最大限に活用することも重要です。」IVANSの代表兼CEOであるクレア・デ・ニコラ氏はこのように述べています。「業績の好調な保険会社は新規市場の機会を十分に生かすことが可能となり、長期的成長が見込まれます。」

 また、モバイル機器やデスクトップ仮想化も最優先課題であることがわかりました。現在これらの技術を活用していると回答した企業は21パーセントであり、来年度中に導入予定という回答も13パーセントあります。

 SnapLogicによる最近の調査からも、同様の傾向が明らかになっています。来年度中にソリューションの導入を予定している企業が全体の39パーセントに上っています。