1. ビジネスインテリジェンス (BI) のBIツールならNecto™トップページ
  2. >
  3. ニュース
  4. >
  5. 2012年
  6. >
  7. ビジネスインテリジェンスの2013年度の傾向予測
2012.12.18

ビジネスインテリジェンスの2013年度の傾向予測
Panorama Software BI Blog より

 Hadoopはさまざまなデータソースからビッグデータを活用できるオープンソースのソフトウェア基盤です。フォレスターリサーチのボリス・エベルソン氏によると、Hadoopは技術的にはまだ進化の余地があるソフトウェアですが、Hadoopが現在抱える欠陥に対応するカスタムコーディングに投資する企業が増えており、2013年度も注目を集めることは確実です。Hadoopはビジネスインテリジェンスのあり方を変えるツールのひとつと考えられ、モバイル機器管理戦略 (MDM) の進化とモバイル機能の急増を促すと予測されています。

 データ発見機能がセルフサービスで使えるようになるなど、BIの機能の充実への要望が高まっています。
 ユーザー自らアプリケーションを作成できるような機能的な製品がBIベンダーから発売され、論理的なレイヤや検索機能が企業にとってますます重要になってきています。

 モバイル機器の拡大によりBI市場に変革
 モバイルBIは、モバイル機器ですぐに使用できるように開発されたアプリケーションであり、今後企業にとって不可欠なツールになる可能性があります。クラウド上で使用するアプリケーションもますます増加し、共同作業を促すアプリケーションの開発や展開が拡大します。一方メーカー個別のソフトウェア市場は今後縮小する見込みです。

 フォレスターによると全体の24パーセントの大企業がすでにモバイルBIを導入しているか、まもなく導入する予定であると回答しています。さらに、近いうちにモバイルBI導入を検討している企業は37パーセントに上っています。

 IT産業は全体的にモバイルユーザーの利益を優遇する方向に変化しており、ただクリックするだけ、あるいはタッチパネルを操作するだけの非常に簡単な意思決定が実現しつつあります。現在のモバイル機器にはGPS、ビジネスアナリティクス、データ管理など多くのツールが統合されているために、今後数年間でBIがさらに進化することが想像できます。

 BIの拡大をクラウドが牽引
 ビッグデータ管理やデータ視覚化のための新しいソリューションを提案するクラウドは、2016年度にかけて急速に拡大するとガートナーは予測しています。「SCマガジン」によると、サイバーテロ攻撃の増加に伴って、クラウドを利用する企業がセキュリティ対策に集中的に投資を行うため、クラウド基盤のソリューションがさらに拡大すると予測しています。クラウド関連サービスが拡充するにつれて、データ管理とデータ発見機能の向上に役立つ高度なアナリティクスも整備されるでしょう。