2013.06.17

アナリティクス活用の課題とは
Panorama Software BI Blog より

 BIを経営戦略に活用する企業は急速に増えています。競合他社すべてがデータ活用を始めると、導入が遅れている企業は、直感に基づく意思決定の方法が時代遅れであることに気づく場合があるかもしれません。もちろんITは、それ自体ではかならずしも常に役に立つとはかぎりません。企業はビッグデータなど高度な機能をもつBIについて独自の活用方法を考え、自社の組織に適合するようなかたちで導入する必要があります。BIやビッグデータは次世代の最重要アイテムとして宣伝される傾向がありますが、導入計画を入念に行う必要があります。

 活用事例を見極める
 企業経営者向けにIT情報を配信する「アントレプレナー (Entrepreneur) 」によると、企業の情報活用の改善について、BI開発会社の経営者の意見が紹介されています。これによると、企業の情報活用プロジェクトの最終的な目標はリアルタイムで状況に反応できることです。最近の高度なアナリティクスは、収集したデータをもとに洞察を生成するという従来のBIをもとに改良され、現在では多くの洞察をスピーディに生成します。現在は構造化されたデータベースだけではなく、非常に幅広い情報資源にアクセスできる環境が整備されています。新しいデータソースのなかでもどれを検索し、どのデータソースが利用できるかを判断することが最も重要です。

 アナリティクスへのニーズが拡大
 ITシステムの調達に関しては財務担当経営者が決定する権限を持っていますが、ガートナーの最近の調査によると、アナリティクスの活用による意思決定の改善は、多くの財務担当経営者が要求しているもっとも明白なITニーズであることがわかりました。ガートナーの副社長ジョン・バン・デッカー氏によると、多くの財務担当責任者が同様の反応を示しています。BIの活用とデータ分析に基づく課題解決に大変高い関心が寄せられていることは明らかです。