2014.11.04

マーケティングへのBI活用
Panorama Software BI Blog より

 新機能の開発やデータの新しい使い方が発見されるなかでBIの今後の方向性を見極めることが重要になっています。特にビッグデータのアナリティクスを実行できるBIが出現したことで、経営者層にとってはどのような種類のBIが今後もっとも有効に使えるかという点でBIを選定することが急務になっています。ビッグデータは膨大な非定型データであり、従来のBIの手法ではうまく活用ができませんでしたが、現在企業の業務文脈では実質的に限界のないコンテンツ分析が可能になっています。

 マーケティングに重要なデータ分析
 商品の販売はデータ分析が役立つ分野ですが、物が売れるかどうかは人の感情や動機によっても影響されます。「フォーブズ (Forbes) 」の記事によるとグレッグ・サティル氏は、ビッグデータBIの時代におけるマーケティング担当者が直面する可能性のある問題について解説しています。サティル氏によると、これまで主に販促活動を動かしてきた人の直感やアイディアはこれからも重要であると認めたうえで、アナリティクスの活用方法は販売促進に役立つように変革し改善されるだろうと述べています。かつてマーケティングではキャンペーンを打っても顧客の関心との関連付けに完全に失敗する可能性が存在していましたが、ビッグデータから得る洞察はこのような失敗を回避することができるかもしれません。

 宣伝広告の歴史を振りかえってみれば、思い切った企画というのは個人のアイディアから生み出されるのが一般的で、アルゴリズムを駆使してデータの分析を徹底的に行ってからまとめられたものは稀でした。しかしながらサティル氏は、分析ツールは可能性のあるすべての方法を試験的に実行するのに特に優れていると述べています。このように実際の広告実施前にツールを使うことで広告制作のリスク発生を回避することができるでしょう。マーケティング担当者は効果のない販促に資金を費やすのではなく、予測アルゴリズム分析を行うことで販促案が効果を上げるかどうかを判断することも可能になります。これはかつて経営者がこんな機能があったら、と希望したような効果がわかる機能です。しかし今は経営者の判断次第で、優れたソリューションを選定すれば実際にこの機能を手に入れることができます。

 次世代のBIソリューション
 豊富な知識やこだわりを持つ消費者に有効なマーケティングの実施に役立つ次世代のBIソリューションが開発されています。経営者にとって他社との競争に勝ち成功に役立つBIプログラムの活用は非常に重要であり、経営者はビッグデータを利用する必要があります。Panorama Necto14は多様かつ膨大なコンテンツを表示するビューにカスタマイズ可能なダッシュボード機能を組みあわせています。企業全体でNecto™を活用することで、それぞれの部門のユーザーに最も役立つ事実を知ることができます。マーケティングについての洞察を取得してコスト削減に役立てることも可能になるでしょう。