2017.09.26

最新のBI市場に関する5つの重要な洞察
Panorama Software BI Blog より

 先週、世界的なリサーチ&コンサルタント会社Forrester(フォレスター社)から「Forrester Wave Report(フォレスターウェイブリポート)」が発表され、Panoramaは市場での差別化要因が評価され、「ウェイブ」の評価対象に入りました。このリポートはBI市場の動向と今後の展望について興味ある洞察を満載しています。その要点をご紹介しましょう。

  1. アプリケーション開発技術者がBI市場の拡大を牽引している。他社との競合優位性を得るにはデータが非常に重要であることを企業は理解しており、BIプロジェクトにかかわるアプリケーション開発技術者は企業のBIベンダーを信頼し、データから洞察を取得するための戦略について助言を受けている。

  2. BIによって企業は洞察主導型のビジネスが可能になる。リポートによると、データは依然重要ではあるものの、分析前の生データでは不十分である。競争優位性を得るためには企業は保有するデータを洞察に転換しなくてはならない。そのポイントにおいてBIが役立つ。

  3. 今回のリポートでフォレスターはベンダー数社をこれまでと異なる方法で分類している。フォレスターは従来、大企業型BI(エンタープライズBI)とセルフサービスBIを別のカテゴリで扱っていた。かつて大企業型BIプラットフォームはIT部門にコンテンツの開発を要求し、セルフサービスBI機能はあまり充実していなかった。その後の世代のBIは、セルフサービス機能を重視していたものの、ガバナンスと拡張性の点では不十分であった。
    現在の大企業型BIベンダーはセルフサービス機能を提供している。またセルフサービスBIベンダーは大企業の全体規模に応じてユーザー数増加に対応する拡張性を提供できるようになった。これはつまりベンダーの情勢が進化したということで、評価基準を変更し、すべての大企業型BIを評価対象とし、分類方法は、製品の導入展開の仕方がオンプレミスとクラウドのどちらが多いかによってくくり分けしている。

  4. フォレスターは、主要なBIプラットフォーム機能はもはや差別化要因ではないと考えている。データのビジュアル表示、帳票作成、クエリ、拡張可能性、セルフサービスといったそれらの主要な機能は、現在の大企業型BIとしては当たり前の機能だからである。例えばデータビジュアライゼーション関連製品はもはやBIから独立した市場を形成しているとは見なされなくなった。むしろデータビジュアライゼーションはBIに内包される1つの機能である。したがってベンダー各社が市場で差別化要因を確立するためには、これらを超える革新的な機能を開発しなければならないだろう。

  5. 以下がフォレスターが考える現在の差別化要因機能の例である。
     ・洞察に転換できる推奨機能をもつBI
     ・高度なアナリティクス
     ・データ管理統制機能
     ・高度な地理情報分析システム

 Panoramaについての評価は?
 業界に影響力のあるフォレスター社はPanoramaのBIの主要な差別化要因についてコメントしています。そのひとつは機械学習型推奨エンジンです。これは使用すべき適切なダッシュボードをユーザーに推奨する機能です。推奨エンジンにより、適切な洞察をユーザーに提供することができます。また、もう一つの重要な差別化機能は、共同作業ができるツールです。ユーザーは同僚とともに発見した洞察やダッシュボードなどのコンテンツをユーザーの間で共有でき、発見した問題点を解決するためのチームを立ち上げ、ディスカッションを行うことができます。

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